セラミック系耐火被覆材

セラタイカ2号

メーカー施工
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メーカー施工

耐火被覆材・不燃断熱材の各製品は、大臣認定を取得しているため、膜厚や材料構成など認定条件および工事品質の確保が重要です。そのためメーカー自身が自社の製品を用いて工事の完了まで請負うことをメーカー施工としています。

多様化する建築市場のニーズに対応

オフホワイトで明るい仕上がりの湿式セラミック系耐火被覆材です。鉄骨面への高い付着性や防錆性を有し、部位ごとに求められる平滑性(左官仕上げ)、クリアランスの確保、遮音、遮煙、結露対策といった課題に対応できることから、オフィス等のスケルトン天井、物流施設の車路・ランプウェイ、ホテル・住居、冷凍冷蔵倉庫、粉塵を嫌うデータセンターで採用が増えています。

耐火時間
(hr)
  • 1
  • 2
  • 3
厚み
10~40mm
施工環境
区分
  • 屋内
  • 準屋外
  • 屋外
施工方法
吹付け、左官塗り
矢印
矢印

製品特長

特長1 薄い被覆厚

吸熱効果の高い水酸化アルミニウム及び炭酸カルシウム、セメントを主成分としているため、ロックウール等の断熱タイプと異なり、優れた耐火性能を発揮します。10mm厚で1時間耐火、20mm厚で2時間耐火、30mm厚で3時間耐火の性能を有した、薄型湿式耐火被覆材です。

鉄骨梁/耐火被覆材厚み比較(サイズ:H400×200×8×13の場合)

湿式系(セラタイカ2号) 乾式系(巻付耐火被覆材) 半乾式系
(吹付けロックウール)
1時間耐火 湿式系 1時間耐火 厚みわずか10mm 乾式系 1時間耐火 厚み20mm以上 半乾式系 1時間耐火 厚み25mm以上
3時間耐火 湿式系 3時間耐火 厚みわずか30mm 乾式系 3時間耐火 厚み65mm以上 半乾式系 3時間耐火 厚み65mm以上

特長2 意匠性

オフホワイトの仕上がり色となるため、あらわしの仕様では、明るく開放的な空間を演出できます。
近年増加しているスケルトン天井の建物において、意匠性の高いセラタイカ2号シリーズが選ばれています。
また、要望に応じて、上塗りの使用による着色も可能です。

セラタイカ2号 施工例1
セラタイカ2号 施工例2

左右共に梁にセラタイカ2号を施工

特長3 遮音性

ロックウール系や乾式耐火被覆材と比較して、優れた遮音性を発揮します。鉄骨造のホテルや、音漏れの心配のある部位に最適です。

特長4 遮煙性

「乾式工法を用いた防火区画等における煙等の漏えい防止対策に係る指導基準」(東京消防庁)は、火災により煙等が漏えいすることを防止する対策を講じるよう指導しています。セラタイカ2号シリーズは、遮煙性能を有しており、特別な遮煙対策を行う必要がありません。

特長5 耐久性

防錆性に優れており、発錆による剥落の危険が少ない製品です。また、表面硬度が高く、粉塵の発生が少ないため、鳥害対策としても有効です。

セラタイカ2号 耐久性 - 表面硬度が高い・粉塵の発生が少ない・防錆性が高い

特長6 屋外での適用が可能

高弾性アクリルゴム系塗材「レナエクセレント」と笠木の併用により、外部での使用を可能にしました。従来の「ロックウール施工後に金属パネルで囲い込む工法」と比較して、納まり問題の解決や、コスト低減に役立ちます。

梁にセラタイカ2号を施工

梁にセラタイカ2号を施工

梁・柱にセラタイカ2号を施工

梁・柱にセラタイカ2号を施工

採用実績

認定番号

部位 形状 耐火時間 認定番号 厚み
(mm)
適用条件
断面形状 鋼材サイズ(mm) L:クリアランス、W:外壁厚み(mm)
単体 1時間 FP060BM-0274 10 H H400×200×8×13以上
FP060BM-9001 20 H 制限なし
2時間 FP120BM-0275 20 H H400×200×8×13以上
FP120BM-9009 30 H 制限なし
3時間 FP180BM-0277 30 H H400×200×8×13以上
FP180BM-9019 40 H 制限なし
合成 ALC 1時間 FP060BM-9002 20 H 制限なし L=200以下、W=100以上
2時間 FP120BM-9011 30 H 制限なし L=200以下、W=100以上
ECP 1時間 FP060BM-0205 20 H H400×200×8×13以上 L=250以下、W=60以上
2時間 FP120BM-0208 30 H H400×200×8×13以上 L=250以下、W=60以上
PC 1時間 FP060BM-0116 20 H H400×200×8×13以上 L=200以下、W=100以上
2時間 FP120BM-9015 30 H 制限なし L=350以下、W=130以上
3時間 FP180BM-9021 40 H 制限なし L=350以下、W=130以上 ※3
スパン
クリート
1時間 FP060BM-9003 20 H 制限なし L=200以下、W=100以上 ※3
2時間 FP120BM-9014 30 H 制限なし L=200以下、W=120以上 ※3
単体 1時間 FP060CN-0252 10 □・〇 □300×300×9以上、372.3×9以上、300×11.4以上 ※1
FP060CN-0253 10 H300×300×10×15以上
FP060CN-9001 20 □・〇・H 制限なし
2時間 FP120CN-9013 30 □・〇・H 制限なし
3時間 FP180CN-9026 40 □・〇・H 制限なし
CFT 1時間 FP060CN-9010 10 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
2時間 FP120CN-9025 15 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
3時間 FP180CN-9034 20 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
3時間 ※2 FP180CN-0758 25 □・〇 □450×450×12以上、φ450×12以上
(コンクリート:設計基準強度;24~100N/㎟)
FP180CN-0758-1 25 □・〇 □450×450×12以上、φ450×12以上
(コンクリート:設計基準強度;24~150N/㎟)
合成 ALC 1時間 FP060CN-9002 20 □・〇・H 制限なし L=100以下、W=100以上
2時間 FP120CN-9016 30 □・〇・H 制限なし L=100以下、W=100以上 ※3
ECP 1時間 FP060CN-0311 20 □200×200×6以上 L=250以下、W=60以上
FP060CN-0317 20 H125×125×6.5×9以上 L=250以下、W=60以上
FP060CN-0320 20 H300×300×10×15以上 L=250以下、W=60以上
2時間 FP120CN-0323 30 □200×200×6以上 L=250以下、W=60以上
FP120CN-0329 30 H125×125×6.5×9以上 L=250以下、W=60以上
FP120CN-0332 30 H300×300×10×15以上 L=250以下、W=60以上
PC 1時間 FP060CN-0135 20 H300×300×10×15以上 L=100以下、W=100以上
FP060CN-0178 20 □300×300×9以上 L=100以下、W=100以上
2時間 FP120CN-9019 30 □・〇・H 制限なし L=350以下、W=130以上
3時間 FP180CN-9028 40 □・〇・H 制限なし L=350以下、W=130以上
スパン
クリート
1時間 FP060CN-9003 20 □・〇・H 制限なし L=125以下、W=100以上 ※3
2時間 FP120CN-9017 30 □・〇・H 制限なし L=125以下、W=120以上 ※3

セラタイカ2号合成耐火条件 ※4

梁 H形鋼断面図
柱 角形鋼管断面図
柱 H形鋼断面図
柱 H形鋼断面図2
  • ※1〇形鋼管は□形鋼管の同断面積以上かつ外径以上かつ厚み以上が適用。
  • ※2採用可能な建設会社一覧:鹿島建設株式会社、株式会社大林組、清水建設株式会社、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社鴻池組、戸田建設株式会社、西松建設株式会社、株式会社安藤・間、株式会社フジタ、三井住友建設株式会社、株式会社熊谷組、五洋建設株式会社、前田建設工業株式会社、大和ハウス工業株式会社
  • ※3合成耐火の裏あて材(ロックウール保温板50×50mm、密度150kg/m3)が必要です。
  • ※4合成耐火認定の仕様については、記載以外の制限がありますので、認定書をご確認ください。

試験結果

載荷加熱試験

認定試験「載荷加熱試験」後も鋼材のたわみによる割れ・剥がれが見られず、下地と優れた付着性・追従性を示します。

温度測定結果(裁荷加熱試験:セラタイカ2号30mm)
たわみ量測定結果(裁荷加熱試験:セラタイカ2号30mm)
試験後の試体
試験後の試体

付着性試験

下地条件を変えた試験体を、水浸漬繰り返し試験後に付着強度を測定しました。(1サイクル:水浸漬1時間+40℃静置23時間)

(N/mm2

構成サイクル数 0 5 10
鉄骨 + セラタイカ2号 0.075 0.077 0.089
鉄骨 + 一般さび止め1種+セラタイカ2号 0.000 0.000 0.000
鉄骨 + 一般さび止め1種+SK#70プライマー+セラタイカ2号 0.069 0.074 0.079
  • (参考)鉄骨 + ロックウール 0.00098(N/mm2)以上
  • は材料(セラタイカ2号)内破断

防錆性試験

耐塩水噴霧性試験

黒皮鋼板に材料を塗付し、1ヶ月養生後、表面よりカッターでクロスカットを入れ、塩水噴霧試験を200時間実施しました。この結果、セラタイカ2号は錆の発生が少なく防錆性が高いといえます。

耐塩水噴霧性試験 試験前
試験前
耐塩水噴霧性試験 試験後
試験後
(セラタイカ2号を除去した黒皮鋼板)

屋内暴露試験

みがき鋼板をセラタイカ2号で挟んだものを試験体とし、20℃65%の条件下で2年間屋内暴露を実施しました。この結果、セラタイカ2号は錆の発生が少なく防錆性が高いといえます。

屋内暴露試験 2年後
2年後(セラタイカ2号を除去したみがき鋼板)

風圧粉塵試験(低粉塵)

下図に示す装置を利用し、材料表面から発生する粉塵濃度を経時的に測定しました。
この結果、セラタイカ2号はけい酸カルシウム板と比較し、粉塵の発生が少ないといえます。

風圧粉塵試験装置の図
各種耐火被覆材の粉塵濃度

たわみ追従試験

350×950×2.3mmの寸法の黒皮付き鋼板の表面に、セラタイカ2号を20mmの厚さで吹付け、1ヶ月間養生した後、試験を実施しました(100t用オートグラフを使用)。セラタイカ2号塗付面を下向きにセットし、鋼板の中央部に載荷し、たわみ量と付着状態を観察しました。この結果、鉄骨の変形に対し、1/100のたわみ量までは十分に追従できることがわかりました。

△L/L △L 試験体状況 付着状況
1/200 3mm 1/200たわみ試験体状況 異状なし
1/100 6mm 1/100たわみ試験体状況 異状なし
2/100 12mm 2/100たわみ試験体状況 クラック発生
3/100 18mm 3/100たわみ試験体状況 剥離開始