セラミック系耐火被覆材
セラミック系ウレタン不燃コート材

  • メーカー施工

セラタイカ2号シリーズ

  • 耐火時間1・2・3時間
  • 不燃コート
  • 厚み10~40mm
  • 屋内
  • 準屋外
  • 屋外(防水)
  • 遮音・遮煙
  • 吹付け・左官
  • F☆☆☆☆

わずか10mmで1時間耐火およびウレタン不燃コート認定を取得しています。オフホワイトの明るい仕上がりで、近年ではオフィス、学校、競技場などにおけるスケルトン天井の梁で採用が増加しています。また、耐久性も高く、物流施設の車路やランプウェイでは風雨や鳥害対策として、環境の厳しいS造冷凍冷蔵倉庫では鉄骨耐火被覆に加えウレタン不燃コートとして数多く選ばれており、幅広い用途でご利用いただけます。

製品採用事例

  • センタラグランドホテル大阪
  • クレインポートパーキング
  • MCUD南吹田
  • 福岡大名ガーデンシティ
  • 東北工業大学八木山キャンパス 実験・教育棟
  • 旭川市総合庁舎
  • 鹿沼市役所 新庁舎
  • きたぎんボールパーク(いわて盛岡ボールパーク)
  • LF奈良
  • ジョイホンパーク吉岡
  • ロジクロス春日部
  • 東京都市大学 世田谷キャンパス 7号館
  • GLP 圏央五霞
  • 神宮北参道PREX
  • 人形町PREX
  • TOKYO TORCH 常盤橋タワー
  • 広島市立北部医療センター安佐市民病院
  • 福島県立医科大学保健科学部棟
  • マルホンまきあーとテラス(石巻市複合文化施設)
  • M-オフィスビル
  • JR仙台イーストゲートビル
  • The Okura Tokyo
  • 横浜スタジアム(増築・改修)
  • 北海道いすゞ自動車株式会社新社屋
  • 学校法人神野学園 岐阜医療科学大学 可児キャンパス7号館
  • MFLP茨木
  • 尾道造船 新社屋
  • 関西ゲートウェイ
  • プロロジス吉見
  • プロロジス習志野
  • MFLP小牧
  • 新YAC川崎
  • さっぽろ創世スクエア
  • 明治大学グローバルフロント
  • 名古屋市金城ふ頭駐車場
  • 北九州市小倉南図書館
  • 豊田鉄工株式会社 額田工場駐車場
  • 東洋大学 赤羽台キャンパス 校舎
  • 町田市庁舎
  • 大阪国際空港
  • 佐久穂町統合小中学校
  • 虎ノ門ヒルズ
  • 楽天koboスタジアム宮城
  • 加須PDセンター
  • ニフレル
  • スパイラルタワーズ
  • JR博多シティ
  • JPタワー名古屋
  • JRゲートタワー
  • DISC(デサントイノヴェーションスタジオコンプレックス)
  • G.itoya

認定番号

注意)認定条件を十分ご確認の上、ご使用ください。

部位 形状 耐火時間 認定番号 厚み(㎜) 適用条件
断面形状 鋼材サイズ(㎜)
単体 1時間 FP060BM-0274 10 H H400×200×8×13以上
FP060BM-9001 20 H 制限なし
2時間 FP120BM-0275 20 H H400×200×8×13以上
FP120BM-9009 30 H 制限なし
3時間 FP180BM-0277 30 H H400×200×8×13以上
FP180BM-9019 40 H 制限なし
合成 ALC 1時間 FP060BM-9002 20 H 制限なし
2時間 FP120BM-9011 30 H 制限なし
ECP 1時間 FP060BM-0205 20 H H400×200×8×13以上
2時間 FP120BM-0208 30 H H400×200×8×13以上
PC 1時間 FP060BM-0116 20 H H400×200×8×13以上
2時間 FP120BM-9015 30 H 制限なし
3時間 FP180BM-9021 40 H 制限なし
スパンクリート 1時間 FP060BM-9003 20 H 制限なし
2時間 FP120BM-9014 30 H 制限なし
単体 1時間 FP060CN-0252 10 □・〇 □300×300×9以上、φ372.3×9以上、φ300×11.4以上※1
FP060CN-0253 10 H300×300×10×15以上
FP060CN-9001 20 □・〇・H 制限なし
2時間 FP120CN-9013 30 □・〇・H 制限なし
3時間 FP180CN-9026 40 □・〇・H 制限なし
CFT 1時間 FP060CN-9010 10 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
2時間 FP120CN-9025 15 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
3時間 FP180CN-9034 20 □・〇 □400×400、φ400以上(レディーミクストコンクリート)
3時間※2 FP180CN-0758 25 □・〇 □450×450×12以上、φ450×12以上
(コンクリート:設計基準強度;24~100N/mm2
FP180CN-0758-1 25 □・〇 □450×450×12以上、φ450×12以上
(コンクリート:設計基準強度;24~150N/mm2
合成 ALC 1時間 FP060CN-9002 20 □・〇・H 制限なし
2時間 FP120CN-9016 30 □・〇・H 制限なし
ECP 1時間 FP060CN-0311 20 □200×200×6以上
FP060CN-0317 20 H125×125×6.5×9以上
FP060CN-0320 20 H300×300×10×15以上
2時間 FP120CN-0323 30 □200×200×6以上
FP120CN-0329 30 H125×125×6.5×9以上
FP120CN-0332 30 H300×300×10×15以上
PC 1時間 FP060CN-0135 20 H300×300×10×15以上
FP060CN-0178 20 □300×300×9以上
2時間 FP120CN-9019 30 □・〇・H 制限なし
3時間 FP180CN-9028 40 □・〇・H 制限なし
スパンクリート 1時間 FP060CN-9003 20 □・〇・H 制限なし
2時間 FP120CN-9017 30 □・〇・H 制限なし

※1 ○形鋼管は□形鋼管の同断面積以上かつ外径以上かつ厚み以上が適用。
※2 採用可能な建設会社一覧:鹿島建設株式会社、株式会社大林組、清水建設株式会社、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社鴻池組、戸田建設株式会社、西松建設株式会社、株式会社安藤・間、株式会社フジタ、三井住友建設株式会社、株式会社熊谷組、五洋建設株式会社、前田建設工業株式会社、大和ハウス工業株式会社

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不燃認定

セラタイカ2号

構造方法 認定番号 厚み(mm) 適用範囲等
水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム混入セメント塗/硬質ウレタンフォーム吹付/不燃材料(アルミニウムを除く) NM-3894 10 下地:硬質ウレタンフォームA種1
NM-3904 10 下地:硬質ウレタンフォームB種
水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム混入セメント系塗材塗/基材(不燃材料) NM-3232 10~40 下地:不燃材料(金属板)

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セラタイカ2号U

構造方法 認定番号 厚み(mm) 適用範囲等
水酸化アルミニウム混入セメント塗材塗/
硬質ウレタンフォーム吹付/基材(不燃材料)
NM-4706 11 下地:硬質ウレタンフォームA種(1H、2H)

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製品特長

特長1 薄い被覆厚

吸熱効果の高い水酸化アルミニウム及び炭酸カルシウム、セメントを主成分としているため、ロックウール等の断熱タイプと異なり、優れた耐火性能を発揮します。10mm厚で1時間耐火、20mm厚で2時間耐火、30mm厚で3時間耐火の性能を有した、超薄型湿式耐火被覆材です。

鉄骨梁/耐火被覆材厚み比較(サイズ:H400×200×8×13の場合)

湿式系
(セラタイカ2号)
乾式系
(巻付耐火被覆材)
半乾式系
(ロックウール)
1時間耐火
3時間耐火

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特長2 意匠性

オフホワイトの仕上がり色となるため、あらわしの仕様では、明るく開放的な空間を演出できます。近年増加しているスケルトン天井の建物において、意匠性の高いセラタイカ2号シリーズが選ばれています。また、要望に応じて、上塗りの使用による着色も可能です。

特長3 遮音性

ロックウール系や乾式耐火被覆材と比較して、優れた遮音性を発揮します。S造のホテルや、音洩れの心配のある部位に最適です。

特長4 耐久性

防錆性に優れており、発錆による剥落の危険が少ない製品です。また、ロックウール系と比較して表面硬度が高く、粉塵の発生が少ないため、鳥害対策としても有効です。

特長5 屋外での適用が可能

耐久性の高い防水化粧材「レナエクセレント」の併用により、完全外部での使用を可能にしました。従来の「ロックウール施工後に金属パネルを囲い込む工法」と比較して、納まり問題の解決や、コスト低減に役立ちます。

特長6 遮煙性

「乾式工法を用いた防火区画等における煙等の漏えい防止対策に係る指導基準」(東京消防庁)は、火災により煙等が漏えいすることを防止する対策を講じるよう指導しています。セラタイカ2号シリーズは、遮煙性能を有しており、特別な遮煙対策を行う必要がありません。

特長7 吹付け硬質ウレタンフォームの不燃化

内装制限のかかる場所において吹付け硬質ウレタンフォームをあらわしで使用するには、表面に不燃コート材が必要となります。不燃コート材の中には、「基材(下地)は不燃であること」と規定されている商品もありますが、この場合、吹付け硬質ウレタンフォーム上では不燃認定商品として成立しません。セラタイカ2号、セラタイカ2号Uは、吹付け硬質ウレタンフォーム上での複合体不燃認定を取得しております。

ポイント1 不燃性

爆燃の危険性がある吹付け硬質ウレタンフォーム(JIS A 9526 A種1、B種、A種(1H,2H))の上に、セラタイカ2号・セラタイカ2号Uをわずか10mm程度の薄さで施工することにより、複合体不燃認定を取得しました。不燃要求部位へ最適な材料です。

ポイント2 仕上がり性

オフホワイトの仕上がり色となるため、あらわしで使用できます。また、吹付けだけでなく、こて塗り付けも可能です。

ポイント3 低粉塵性

表面強度が高いため、軽微な接触による脱落の危険性がなく、また表面からの粉塵の飛散はほとんどありません。

[防火認定について]

現行建築基準法では、発熱性試験及びガス有害性試験に合格することで、「防火材料」の認定を取得することができます。
現状、発熱性試験に合格し、「難燃材料適合」等を表示している断熱材(吹付け硬質ウレタンフォームなど)がありますが、建築基準法における付加試験(ガス有害性)を受けていないものについては、「防火材料」ではありません。

[防火材料の評価基準]
区分 不燃 準不燃 難燃
発熱性試験 加熱時間(分) 20 10 5
判定基準※1 総発熱量(MJ/m2 8以下 8以下 8以下
最高発熱速度(kW/m2 200以下 200以下 200以下
ガス有害性試験 加熱時間(分) 6 6 6
判定基準 マウスの平均行動停止時間が6.8分以上 マウスの平均行動停止時間が6.8分以上 マウスの平均行動停止時間が6.8分以上

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※1判定項目:試験体の状態等の基準がある。

[吹付け硬質ウレタンフォーム不燃化の燃焼比較試験]

吹付け硬質ウレタンフォームの単体と不燃化したものの燃焼比較試験を行いました。不燃化による効果を示しています。

バーナー加熱試験(社内試験)

■試験条件

試験体: 地面に対し垂直に立てます
加熱温度: 試験体表面部の温度が約1000℃になるように調整します
バーナー位置: 高さ/250mm、表面までの距離/200mm
加熱条件: 加熱連続5分間

[認定詳細]

建築基準法第2条第9号の国土交通大臣の不燃認定を取得
仕様1層目 材料名 吹付け硬質ウレタンフォーム
A種1 B種 A種(1H、2H)
熱伝導率※1
W/(m・K))
0.034 0.026 0.026
下地条件厚み 13〜550mm 13〜550mm
仕様2層目 一般名称 セラミック系不燃コート材 セラミック系不燃コート材
当社製品名 セラタイカ2号 セラタイカ2号U
熱伝導率※2
W/(m・K))
0.117 0.117
厚み(mm) 10以上 10以上 11以上
仕上材
不燃認定番号
NM-3894 NM-3904 NM-4706
仕様
納まり図

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※1:吹付け硬質ウレタンフォーム等の断熱材の熱伝導率です。

※2:熱伝導率は、不燃コート材各製品単体の数値です。

試験結果

載荷加熱試験

認定試験「載荷加熱試験」後も鋼材のたわみによる割れ・剥がれが見られず、下地と優れた付着性・追従性を示します。

付着性試験

下地条件を変えた試験体を、水浸漬繰り返し試験後に付着強度を測定しました。(1サイクル:水浸漬1時間+40℃静置23時間)

(N/m㎡)

構成 \ サイクル数 0 5 10
鉄骨 + セラタイカ2号 0.075 0.077 0.089
鉄骨 + 一般さび止め1種+セラタイカ2号 0.000 0.000 0.000
鉄骨 + 一般さび止め1種+SK#70プライマー+セラタイカ2号 0.069 0.074 0.079

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※は材料(セラタイカ2号)内破断

(参考) 鉄骨 + ロックウール 0.00098(N/m㎡)以上

防錆性試験

耐塩水噴霧性試験

黒皮鋼板に材料を塗付し、1ヶ月養生後、表面よりカッターでクロスカットを入れ、塩水噴霧試験を200時間実施しました。
この結果、セラタイカ2号は錆の発生が少なく防錆性が高いといえます。

屋内暴露試験

みがき鋼板を材料で挟んだものを試験体とし、20℃65%の条件下で2年間屋内暴露を実施しました。
この結果、セラタイカ2号は錆の発生が少なく防錆性が高いといえます。

風圧粉塵試験(低粉塵)

下図に示す装置を利用し、材料表面から発生する粉塵濃度を経時的に測定しました。
この結果、セラタイカ2号は湿式ロックウールやけい酸カルシウム板と比較し、粉塵の発生が少ないといえます。

たわみ追従試験

350×950×2.3mmの寸法の黒皮付き鋼板の表面に、セラタイカ2号を20mmの厚さで吹付け、1ヶ月間養生した後、試験に供しました(100t用オートグラフを使用)。セラタイカ2号塗付面を下向きにセットし、鋼板の中央部に載荷し、たわみ量と付着状態を観察しました。
この結果、鉄骨の変形に対し、1/100のたわみ量までは十分に追従できることがわかりました。

カタログPDF

不燃コート材 セラタイカ2号・2号U
耐火被覆材 / 不燃断熱材・不燃材総合カタログ
耐火被覆・断熱材総合設計価格表
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